不動産購入時の注意点④用途地域(工業系)について

こんにちは!ありんく不動産販売です♪
前回、前々回で住居系と商業系の用途地域についてお話させていただきましたが、今回は工業系の用途地域についてお話させていただきます!
工業系の用途地域とだけ聞くと、工場しか建てることができない地域のことでは…?と、思う方が多いとおもいますが、実はそういう事ではない工業地域です(^^)
■工業系用途地域
①準工業地域
・小規模の工場や商業施設、物流倉庫、住宅などが混在
・用途地域の中では一番制限が緩く、様々なものを建てることができる地域
➡病院やホテル、教育施設など様々なものが建てられるので、騒音さえ気にならなければ家族で住むのにも向いています!
②工業地域
・工業を主とする地域
・環境を悪化させる恐れがある工場など、準工業地域とは違ってどのような工場でも建てられるが、教育施設や病院などは建てることができない
③工業専用地域
・工場の建設が主
・発電所やコンビナートなどが集う地域
・用途地域の中で唯一住居系の建物を建てることができない地域

このように、工業系地域では準工業地域の制限が緩いのに対して工業地域と工業専用地域は建てることのできる建物が大幅に制限されています。
用途地域によって様々な規制があり、この用途地域では建てることができるのにこの用途地域では建てることができないという事がほとんどですが、実はどの用途地域にも建てることができるものがあります!
それが、【神社・寺院・教会等】と、【公衆浴場・診療所・保育所等】です。工業専用地域であってもこれらは建てることができてしまうんです!
これら以外は用途地域によっては規制や制限があるので、不動産を購入される際にはご注意を!!
様々な規制や制限がある用途地域ですが、活用しようとしている土地が2つの用途地域に跨ってしまっている場合もあるかと思います。
そのような場合、どちらの用途地域の制限や規制が適用されるのか?建物の用途に関してはどちらの用途地域に面している面積の方が大きいかにより、大きい方の用途地域の用地規制が適用され、建ぺい率は加重平均によって計算し、建物の高さはそれぞれの用途の高さ制限に従います。
用途地域が定められていることでより住みやすい街づくりと不動産活用が可能になっています!様々な規制や制限で頭がこんがらがってしまうかもしれませんが、これらのことをしっかりふまえて不動産を購入し、活用していきましょう(^^♪

ありんく不動産販売(株式会社あLink不動産事業部)は、加古川市/明石市エリアを中心に、土地・建物の購入・売却・リフォームから住宅のローンのご相談までお住まい全般についてお客様のニーズに合わせてお手伝いします!お気軽にご相談くださいませ♪